
大学生の課外活動事情(後編)
こんにちは!Sophia Start-up Club代表の田口祐希です。前回のコラムでは、部活、サークル、アルバイトという、大学生の課外活動について振り返りました。今回のコラムでは、インターンシップについて、我々の実体験を紹介いたします。前回のコラムをまだ読まれていない方は、前編も合わせて読んでいただけると嬉しいです。
ご参考:大学生の課外活動事情(前編)
インターンシップとは?
そもそもインターンシップとはどのようなものなのでしょうか。インターンシップとは、学生が就業前に企業などで「就業体験」をすることを指します。インターンシップによっては、一般的なアルバイトと比較して、業務における裁量や責任が大きい場合もあり、実務経験を積むことが可能です。近年、就職活動(以下、就活)の早期化などを背景に、学生の間でメジャーな選択肢となりつつあり、就活でもインターンシップ経験の有無が問われるように変化してきているようです。
実体験①:2社のインターンシップ体験
(Sophia Start-up Club代表 田口 祐希)
私は主にサークルとインターンシップの2つをメインで活動しています。これまでスタートアップ企業とPR代理店の2社でインターンシップを経験しました。その経験から、もしビジネス経験を積むことを目的にインターンシップを選ぶのであれば、そのインターンシップにどれだけコミットできるのかを考えることが大切です。インターンシップは予想以上に時間と労力を必要とします。そのため片手間で行うと中途半端でもったいないことになってしまいます。そのため長期のインターンシップを始める際は相応の準備が必要になるかもしれません。
実体験②:アルバイトとインターンシップ、魅力の違い
(Sophia Start-up Club副代表 佐藤 芙美)
私は飲食店でアルバイトをしているのですが、実際に商品サービスがお客さまに提供される現場の最前線に立つことで、接客業のおもしろさに触れました。そのような点がアルバイトをやる一番の魅力だと思います。またアルバイトを始めてから時給という概念が日常生活の時間の使い方における1つの尺度になりました。遊んでいるときや少しダラダラしてしまったときに時給と照らし合わせて、自分の納得のいく時間の使い方ができているかどうかを考える指標にしています。
私はインターンシップも1社経験しましたが、データ入力など事務的な内容が多く、これならアルバイトとさほど変わらないなという印象を受けました。当初は経営陣の間近で裁量権を持って働くことを思い描いていましたが、実際には経営陣との距離がやや遠く、回ってきた作業を機械的にこなすことが多かったです。一概にインターンシップといっても種類は沢山あって、長期で裁量権を持って働けるインターンシップから、就活の内定直結型のインターンシップまで幅広くあります。そのためインターンシップを選ぶのもやや難しく感じます。
実体験③:フリーランスで活きた、インターンシップ経験
(Sophia Start-up Club初代副代表 手島 佑)
私はフリーランスの映像クリエイターとして、主に映像の撮影編集、ディレクションを仕事にしています。元々映像やカメラが好きだったのもあり、この働き方を選びました。案件の受注など、もちろん大変なこともありますが、やりがいを持って働いています。フリーランスとして働く中で、「自分の力で稼いでいくことができるんだ」という自信になります。動画編集というスキルをきっかけにフリーランスで働くという選択肢も、終身雇用というこれまでの常識が崩れつつある今、有効なのではないでしょうか。
実はフリーランスとして活動する裏にも、かつてのインターンシップでの経験があります。以前行っていたインターンシップでは、大手営業代理店で訪問販売を行っていました。その過程で鍛えた営業力と対人コミュニケーション能力が今日の大きな武器です。動画編集以外でもSNSの運用代行や営業代行などで、副業から小さく始めることもできます。これを機にフリーランスという働き方も検討してみてはいかがでしょうか。またインターンシップを通して、より実践的なビジネス経験を積むことも非常に効果的だと思います。
今回、我々の実体験を基にインターンシップについて紹介しましたが、これらを踏まえて言えることは、人生やビジネスで重要となるエッセンスは、どの選択肢を選んでも得られるということです。どの選択肢が正解である、優れているということはなく、それぞれの選択肢に固有の特徴と良さがあり、自分に合った選択をすることが重要であると分かると思います。このコラムを読んでいただいた皆さまにとって、少しでも参考になる部分があったら嬉しく思います。最後まで、お読みいただきありがとうございました!