
No.470 新NISAで始めること ―NISA制度 ②―
今週の一句
"今からの 投資を目指す 人々の 将来向けての 長期投資や"
来年2024年からNISA制度は、新NISAとなりさらに投資の層は広がっていくと思います。そもそも投資をするということにはどのような価値があるのでしょうか。資産形成や資産運用は、どのように考えれば始められるのでしょうか。『お金を得る』という意味では、どのような働き方をするかによって収入を得るかが決まっていきます。人によって働き方への価値観の違いがあるように、その労働から得られる収入にも差異があります。そして、投資についても『お金に働いてもらう』という考え方は多様です。ただし、自分が働くこととは異なり、自分という制約を受けないため多岐に渡る選択肢があります。ではその選択肢を前に、どのように臨めば良いのでしょうか。
まず大切なことは、時間軸をイメージすることです。長期的な資産形成という時に、自分の資産形成期間は、10年後、20年後、30年以上といったことをイメージすることが大切です。これがもしも来年までに資産を増やしたいとなると投資行動も異なってくるのです。そもそも投資=Investという言葉の語源は、『人に服を着せる』という意味で、夢に向かって行動する若者にお金を投じ、その成長によって将来的に利益を得ることなのです。このように投資の時間軸は長期的なものが原点であり、そのような中で様々なリスクをコントロールすることが重要なのです。投資の三大原則である『資産分散、銘柄分散、時間分散』を積み重ね、長期的な投資を始めることがリスクコントロールの肝であり、いよいよ日本にも投資の文化が広がろうとしているのだと考えるのです。
世界/日本株式指数(1989年1月末~2023年6月末)と
世界のGDPの推移(1989年~2028年)
※世界株式: MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(グロス配当込み、円換算ベース)、日本株式: TOPIX(配当込み)
※1989年1月末を100として指数化しています。
※上記は過去の実績およびIMFの予測であり、将来における運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
出所 : IMF(国際通貨基金)World Economic Outlook Database April 2023、MSCI Inc.、東京証券取引所からのデータを基にあおぞら投信が作成。