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No.542 個の強さとチームプレー ― 森保ジャパンの強さ ② ―
今週の一句
"和を知りて 自分の力を さらに磨き 互い引き出し チーム光りて"
「個が強くならなければチームは強くならないのだ」という言葉を、著作『チームプレー』の中で記した、健さんこと、メキシコ五輪サッカー日本代表監督であった故・長沼健さんの言葉から学んだのは、私も現在の森保日本代表監督も同じなのです。社会に出たときには、その組織に存在するあらゆる人が自分の先輩であり、自分よりもなにがしかの経験を得ている人たちというのが現実でした。でも、そこからは自分の学びの時間の始まりであり、そうなるとあとは実力の世界となります。そして、自分の属するチームをナンバーワンにするためにはどうしたら良いのかということを日々考え行動することが始まります。その時に自分自身の成長がどれほど大切かを感じ、そのような人たち同志の切磋琢磨がチームの力となることを誰よりも感じること、それがリーダーの役割となっていくのだと思います。
個の力を強調すると、日本ではそれとは異なる考え方があるという意見もあります。それは「和もって貴しとなす」すなわち、チームは和が何より大切であるという考え方です。実際、日本の各種団体競技での活躍は、チームワークの賜物であるといった見方があるのは確かです。ただ、この個の強さとチームワークという2つの要素は対立するものではなく、日本の団体競技の強さはこの両方を活かすことが出来ることにあるのではないでしょうか。これまでは個のフィジカルでは勝てないといった声があったことも多かったのですが、今や日本の若者はフィジカルでも負けないように成長してきました。さらに、その個が世界の競争相手の中へ飛び込むようになったのです。国の代表チーム同士がぶつかるのは年に数回しかありません。それだけでは国際的なレベルにはなれないのです。毎日毎週、トップレベルの中での戦いに身を置いて初めて世界の中での勝負に挑む準備が出来るのだということです。
通常の日々の中で、自らのテクニックとスキルを磨き、それを支えるフィジカルを鍛えること、その繰り返し以外には世界一への道は開かれることはないのです。その姿を応援することこそがサポーターの楽しみであり役割なのです。
各競技の世界トップリーグで活躍する主な日本人選手

出所:各種資料を基にあおぞら投信が作成。