
No.504 世界のスポーツ界で歴史を変える日本の若き選手たち ―今年のスポーツ界 ②―
今週の一句
"日本でも どこまで広がる 世界でも 活躍の場を 求めて走る"
今年の日本のスポーツ界で最初のビッグニュースはゴルフの松山英樹選手の大逆転勝利です。2年ぶりとなるPGAツアーでの9勝目は、アジア勢としては最多となり、しかもオーガスタとリビエラという最難関コースの両方を制したという意味で、世界のゴルファーから絶賛されているのです。松山選手自身2年ぶりの優勝は、怪我を乗り越えた待望のものでした。また彼を支えるチーム松山にとっても最高に嬉しい結果であり、ゴルフ界の歴史に残る大逆転でした。
ドジャースに移籍した大谷翔平選手は今年打者に専念し、ア・リーグで2度受賞したMVPを今度はナ・リーグで獲得することへの挑戦となります。既にチームの中でも圧倒的な存在感を示しており、共同オーナーの一人であるバスケットボール界のレジェンドであるマジック・ジョンソンからもそのトレーニング姿勢が他の選手に与える好影響などが絶賛されています。大リーグの中で最も注目される大谷翔平選手は、野球の歴史を変えつつあると言えるでしょう。
そして世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手は、全米ボクシング記者協会の2023年の年間最優秀選手(シュガー・レイ・ロビンソン賞)に日本人として初めて選出されました。井上選手は他の日本人選手が国内の舞台で戦うことが多い中、デビュー後に世界の舞台に飛び出して戦い、6戦目で世界王座を獲得しました。現在までの26戦26勝(23KO)無敗という戦績はもちろん、その試合内容の凄さはボクシングの歴史に残る戦い方なのです。
このように現在の日本の若者たちは、世界の人々から大きな評価を得ているのです。しかも世界のスポーツ界の歴史の残る活躍なのです。同時代に我々にとっては最高に嬉しいことであり、また誇らしくもあります。
世界で活躍する日本人選手
出所:各種資料を基にあおぞら投信が作成。