マーケットの見方

No.621 大善戦の向こうに  ― 4年に一度のサッカーの祭典2026 ④  ―

今週の一句

あと一歩 その一歩の 大きさを 知る者のみが 夢に近づく

サッカー王国ブラジルは、1930年の第1回大会から唯一全大会に出場している国であり、優勝5回、準優勝2回、3位2回、4位2回という実績を誇ります。王様ペレをはじめとして、ガリンシャ、ロナウド、リバウド、ジーコ、ロナウジーニョ、ネイマールなどのスーパースターを生んできました。一方、日本代表は1998年の初出場から8大会連続出場となりましたが、これまでの最高成績はベスト16を4回達成したところまでの歴史です。そして今大会は、王国ブラジルと決勝トーナメント一回戦での対戦となりました。

結果は日本の大善戦で1-2というスコアでした。点数の差はわずか1ですが、この1点が重い重い1点であることを選手はよく分かっているのです。だからこそ、多くの選手が試合後のインタビューで「まだ自分たちには足りないものがある」と口々にコメントしたのでしょう。明日からは、その足りないものを求めて前に進むしかないことも知っているのです。

最高の景色を見ること、すなわち、世界一を目指す!という目標を掲げての4年間の道のりは、森保一監督、コーチ陣、選手たちにとって大きな夢の実現への一歩一歩の前進だったと思います。スポーツというものは、実に紙一重の戦いの積み重ねでしかないので、一瞬一瞬を大切にしない限り上には行けないのです。そのためには、普段の生活からその一瞬を意識して考え、行動するしかありません。このことはどの世界でも同じであり、大切なことは“細部に神は宿る”ことを知って、その細部に拘らなくてはならないという、厳しい思いを持ち続けることです。その思いを持ち続けることによってのみ得られる力を身につけるしかありません。

日本サッカーの新たな歴史をつくるチャレンジが、またここから始まります。そしてサポーターは下を向くことなく、大きな声援を送ることがチームに勇気を与えるのです。

サッカー日本代表のブラジル戦成績

出所:各種資料を基にあおぞら投信が作成。

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