公開日:
No.570 Forward Lookingな考え方 ― 日本の選挙の論点 ① ―
今週の一句
"アカンやろ 今もダメなら 前もダメ 先見る人は 夢見る人のみ"
日本ではこれから様々な選挙が行われる予定です。近いところでは6月22日に東京都議会議員選挙が行われました。その後は7月に参議院議員選挙があり、秋には衆議院議員選挙が行われるのではないかと言われています。今後の選挙の論点を考えてみたいと思います。
昨年、一昨年に行われた都道府県知事選挙の結果を見ると、都市部と地方それぞれに特徴が見られます。都市部では明らかに若年層の支持を集める候補者が台頭し、政策としては環境問題や社会保障などが争点となっています。一方、地方では地元経済の活性化や農業政策に焦点を当てた候補者が注目されています。これまでの選挙結果は既得権益の保持が強かったように思いますが、時代の変化を反映するとともに若者の意見が表に出るようになってきているのだと思います。
そのように考えると、各自治体では長の選挙と市区町村議会議員選挙が予定されていますが、これからの選挙の論点はForward Lookingな(将来に焦点をあてた)考え方にあると思います。現状を嘆いていても何も生まれず、そして過去にとらわれていては、未来の可能性に向かうことは難しいということです。つまり未来に起こりうる課題や機会について考え、その課題解決とアクションプランに重きを置くべきなのです。Backward Lookingな(過去のデータや現在の状況に過度に依存する)考え方では、成長機会を見出す力は生まれないでしょう。これから起こるであろうイノベーションや新しい技術、そして社会的なトレンド、環境変化を見通し、自らが未来を構築していくことを徹底的に追及することが、生き生きとしたアクションプランに繋がっていくのだと思います。
そこには古代から続いた歴史のある中央集権の体制を、日本の良さが全国に広がっていることを活かす地方分権の体制に戻すことも含めて考えられると思います。今年、2025年の干支は「乙巳(きのとみ)」であり、蛇のように脱皮し「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」年になる可能性があると考えるのです。
2025年の注目選挙

出所:各種資料を基にあおぞら投信が作成。