No.560 変化への柔軟性 ― 業務計画の意味 ③ ―
今週の一句
"意思のある 計画立てる 難しさ 過去分析し 未来見えるや"
計画を立てる時に重要なことは、十分なデータと分析です。そもそも過去の業績についての振り返りがどれほどなされた上で、次の計画が立てられているのかを検証することが必要なのです。すなわち、計画を立てる前提が間違っていればそれは計画以前の問題となってしまい、意味のある計画とはならないということです。また、現在までのデータをしっかりと分析することも重要です。自社の商品、サービスの何が評価されていて、何が課題なのかを把握することで有効な改善策が見出せるのです。
そしてここから将来予測が始まります。「将来」といっても最大の材料は「過去」のデータです。これに加えて今後の需要がどこにあると予測するのかが、将来の行動を効果的なものにするのです。このように過去のデータを分析し、将来の需要予測があれば、関係者にとって『計画の見える化』が共有されることになります。これは大変重要なことで、この時点で様々な関係者の立ち位置から、あらゆる角度の目線を浴びることにより、その計画は精度を高めることが可能になるのです。また、外部からの視点も重要な要素です。時として自社の計画を立てることに夢中になってしまい、競争相手の分析が不十分となり、競争にさらされていることを忘れてしまう場合があります。時代は常に変化と競争の連続ですから、このような内外の視点を持つことが重要なのです。
何よりも計画には強い意思が必要であり、計画を立てて、その後は進捗管理だけといったことでは何も生まれません。刻々と変化する社会情勢、国際情勢、市場のニーズなどに目を配り、耳を澄ましていくことが大切です。そうすれば、意思のある計画は柔軟に変化対応が可能となり、計画そのものは成長へと繋がるのだと考えます。
業務計画とデータ分析の関係性

出所:各種資料を基にあおぞら投信が作成。