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No.579 1945年から80年を経て ― 戦後80年からの発展 ①―
今週の一句
"アジアとは 日の出ずる地と 人の呼ぶ これからの世を いかに照らすか"
2025年8月15日、第二次世界大戦の敗戦から80年の時が経ちました。なぜ先の戦争が起きたのかについては、様々な要因解明が試みられてきましたが、要因は極めて多面的であり、何かひとつに絞ることは出来ません。ただ、開戦しなければ何らかの屈服を強いられる状況だったとするならば、いかに勝利の可能性が低くともやむを得ず戦いに踏み切ったのではないでしょうか。明治以来の欧米からの差別的扱いに対して、アジア全体の自立を目指した“大東亜共栄圏”という発想があっても、アジア各国とは対等ではなく、日本中心の帝国主義的支配の考え方が主導して反発を生んでしまったように思います。
このように、国家という集団は他との関係を意識しつつ、独立性を保ち自国の優位性を意識するものなのです。そして、その国家という集団で判断することが難しいのです。すなわち、責任の所在が曖昧な集団の判断というのは、どのような結果になろうとも結果責任を問われにくく、その判断も極端なものになりやすいのです。「皆で合意したから」といった言葉は、後になって真意を問われたときに、何を意図してのことなのかの説明力も不足しがちなのです。短期的には「それしかない」といった言葉は強い意志を示しているようですが、もっと先を見た時に「それ以外も考える」という柔軟な意識を示して複雑な方程式を解くことを継続することが大切なのだと考えます。
日本は1945年の敗戦から80年の間、戦後復興から世界の中でも有数の経済力を発揮してきました。そしてこれからは現在の国際秩序の再構築の中で、いかに貢献できるかが問われているのだと思います。だからこそ、世界が今後も変化を繰り返しながら柔軟に発展していくことを目指していけるように発言し、行動していきたいと考えるのです。
1945年と2025年の世界地図
1945年

2025年

※地図上で水色の国は、国際連合の加盟国である。
出所:国際連合の地図に基づき、あおぞら投信が作成。