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No.545 将来世代への繋がり ― ウェルビーイングの社会 ② ―
今週の一句
"これからの 社会を見れる 人育て 企業の価値を 外から感じ"
企業が情報提供を行う相手の一番手は、投資家すなわち株主であり、その活動をIR(Investor Relations)と言います。IRを行うことにより、企業の経営状況、財務状況、将来の戦略などの情報を適切に提供することで株主との信頼関係を構築するという意味があります。株主との良好な関係は、長期的な資金調達の安定化を実現し、長期的な戦略の遂行を可能にします。
企業にとってのFR(Future Generations Relations:将来世代との関係)とは、将来の世代に責任ある行動をとることです。これは企業が現在の利益だけを追い求めるのではなく、持続可能な社会の構築に寄与する必要があることを示しています。この寄与のあり方は、まずは社内での人材育成についての考え方に表れます。これまで以上に、人的資本への投資が必要であるということです。それは過去の社会の構築が硬直的であった状態であることと、現在の社会の構築が流動的な状態であることによる変化でもあります。将来の社会変化への柔軟な対応力を持つことが、将来世代には期待されており、そのために人材育成を継続的に実行していくことが、社内で求められているということなのです。また、社会そのものへのアプローチも変える必要があります。企業にとってのステークホルダーは、株主、顧客、従業員とそれらに加えて、忘れてはならないのが社会です。他のステークホルダーと異なり、「社会」に対しては何をもたらすことができるのでしょうか。企業としては、CO2削減といった環境に関するアプローチがありますが、それだけではないでしょう。今後、企業はこれまで以上に教育機関に対して多様なアプローチが求められると考えられます。英米など他国では、大学の運営は企業からの多額の寄附によって支えられています。また様々な社会活動への積極的な参加も企業の評価を決めていくでしょう。このように将来世代へのアプローチを考えることが、将来の社会を想像する力をつけるのだと考えます。
企業の将来世代への取り組み例

出所:各種資料を基にあおぞら投信が作成。